藤沢医院

藤沢医院通信blog

2024年 明けましておめでとうございます

 皆様、明けましておめでとうございます。
まずは、元旦に発生しました能登半島における震災により犠牲となられました方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。私は夕方の4時過ぎに東京の自宅で長い横揺れを感じましたが、テレビ画面に能登半島の様子が映し出されるたびに、東北大震災を思い出しながら、被災された方々の無事を祈ることしかできませんでした。

そして、翌日の羽田空港における飛行機の衝突事故・・・・。この事故も、被災地に向かうはずであった海上保安庁の飛行機でお亡くなりになられた方が5人も出てしまいました。

跡形もなく燃える日本航空の旅客機をテレビで見ながら、370人以上の乗員乗客が全員無事に避難されたことは、本当に唯一の救いでした。

 さて、お正月恒例の『第100回箱根駅伝』は、能登半島における震災に配慮しながらも、記念大会として開催されました。皆さんもご存知の通り、大本命は駒澤大学。他の大学はほとんど“白旗”状態でしたが、1つだけ立ち向かう大学がありました。『負けてたまるか、大作戦』を掲げた原監督率いる青山学院大学でした。弱小軍団であった同大学を率いて20年目になる原監督ですが、箱根駅伝に勝つための“原メソッド”を確立し、1年間の練習方法を惜しげもなく世に公表しました。駒澤大学は、エースの3人(すなわち大学長距離界のベスト3)を1~3区に投入するという必勝パターンに打って出たのですが、その目論見が3区で崩れました。出場する駅伝全てで区間賞を獲得し、向かうところ敵なしの駒澤大学:佐藤選手に対して、箱根駅伝のためだけに調整してきた青山学院大学の太田選手が信じられないほどのスピードで追いつくと、初めての経験に佐藤選手はとてもびっくりした表情を浮かべました。そしてあろうことか、佐藤選手の呼吸をずっと観察していた太田選手は、4区手前で彼を置き去りにしたのです。青山学院大学の4区担当の佐藤選手が、後方の駒澤大学を見えなくなるまで引き離したところで、勝敗は決しました。

皆さんは、私が以前に駅伝で首位を走ることの相乗効果について書いたことを覚えているでしょうか?視聴率30%超えのお化け番組で、テレビに映り続けることで放出されるアドレナリン、第一放送車の後ろで軽減できる向かい風などなど。20㎞以上を走る選手が10人も必要な箱根駅伝。ここにぶれずにピークを合わせた原監督と選手たちに、勝利の女神が微笑みました。

えっ、私が応援する順天堂大学はどうなったのかって?それについては、聞かないでください・・・。オリンピアンの三浦龍司選手がキャプテンを務める順天堂大学ですが、8月まで専門である3000m障害で海外遠征のため三浦選手は不在、本番の1区も途中で捻挫して本来の力を発揮することができませんでした。それにしても、昨年の総合5位からここまで順位が下がるとは・・・。今年は11位以下が箱根本戦の出場権を得るための、予選会にまわることになりました。でも、でもですよ、皆さんに私しか知らない超シークレットを教えますから、誰にも言わないでください。いずれニュースになると思います。なんと順天堂大学で最後の優勝経験者である初代『山の神』と言われた今井正人選手が、学生の指導に加わるという情報を得ました!期待の新人を鍛えてください。よろしくお願いします!

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