ボクシングとゴルフ
今回はボクシングとゴルフの2本立てで書きたいと思います。
『おいおい、お前さん医者じゃないのか?病気のことを書かないで、スポーツネタばっかり書いて何考えているの?』と患者さんからお叱りを受けそうですが、なぜかスポーツのことを書いたほうが“藤沢医院通信”は早く無くなりますし、患者さんからも記事についての感想を言われることが多いです。さすがに3回続けて私のゴルフ修行について書くのはどうかな?と思っていたのですが、3人の患者さんから『あれ、おもしろいから続けて書いてよ。』と言われましたので、続編で書かせていただきます。
まずはボクシング。私が大好きなスポーツ選手の一人として公言している井上尚弥選手が、7月25日に行われたスーパーバンタム級の世界タイトルマッチで、アメリカ人のスティーブン・フルトン選手に8回TKO勝ちをしました。井上選手は今回久しぶりに挑戦者という形で挑んだのですが、力の差を感じる圧勝劇でした。因みにフルトン選手の試合前の戦績は、21勝0敗で過去にダウンしたことが一度もない、この階級で最強の選手です。体重を増やしてスーパーバンタム級に乗り込んだばかりの井上選手が、いきなり一番強いボクサーと試合をしたのです。ですが、結果は8回に井上選手の右ストレートからの左フックでフルトン選手は仰向けに吹っ飛ばされてしまいました。アメリカの記事は象徴的です。プロ野球とプロボクシングに2人の日本人が世界一が君臨していると・・・・。プロ野球は大谷翔平選手、そしてボクシングは井上尚弥選手。井上選手は常々言っています。『試合直前まで相手を過大評価して練習する。そうするといざ相手と対面したときに全く怖くなくなる。』試合前は、相手が怖いからこそメチャクチャ練習するのです。お父さんの真吾トレーナーは、『どんなにきつい練習でも、未だかつて1度も投げだしたことはない。』と話しておられました。そして、真吾さんは最初にフルトン選手のパンチが届かなかった(腰がひけている)ときに“勝った”と思ったそうです。
続いて、私のゴルフ練習紀の第3段ですが、ゴルフ日記を書くことにしました。なぜかと言いますと、がん治療の1つである“免疫チェックポイント阻害剤”の発見で2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶 佑(ほんじょ たすく)先生が、受賞が決まった際のインタビューで『ゴルフが大好きで、ことあるごとにノートに書きこんでいる』と話しておられたのを思い出したからです。まずは、有名人に倣えです。日記はもう1か月経過しました。
ゴルフをたしなむ方はご存知ですが、正式な試合でバッグに入れて使用できるクラブの本数は14本以内と決められています。私のバッグの中にはいまだにピカピカの傷なしで使用されたことのないクラブが3本も入っていますが、皆さん安心してください。14本全部振れるように練習を始めました。日記を書き始めたことによって、今まで適当に立ち位置やボールの位置を決めていたのをやめて、しっかりと決めることにしました。(ただし、これは“アドレス”と言って、ゴルフが上手な人には基本中の基本で一番大事な要素なのです。)
そして私のぽっこりおなかですが、皮下脂肪はかなり落ちました。あとは内臓脂肪・・・・。
これはまだまだ時間がかかりそうです・・・・。