続けて同じスイングができない
今回も、ゴルフに関して連載します。
『2度続けて同じスイングができないんだよなー。』ゴルフを始めたときに聞いたことがある言葉。その言葉を聞いて、最初はバカにしていた私。そんなの練習すれば、同じスイングなんてできるよ!でもいざクラブを振ってみると、“同じスイングができない”=“同じところにボールを打てない”。しかも山あり谷ありのゴルフコースで、さらに草ぼうぼうだともっと打てない!
3年間コロナ禍でろくに練習もできなかった私は、当然100を切るスコアも出せなくなりました。昨年10月にユーチューブデビューを果たした私は、いつの間にかゴルフ配信動画を見るようになりました。テレビで見るプロゴルファーやレッスンプロが、あの手この手でどうしたら上手になるのか教えてくれます。でも、これがきっと初心者の“あるある”なのでしょうが、どの教えにも飛びついてしまって、わけがわからなくなってしまうんです。先日超上手なシングルプレーヤーにその話をしたら、『藤澤さん、いろいろ目移りしたらダメです。先生は一人に決めてください。』と・・・。そうだなあと理解しながらも、この人やあのプロの言っていることを試してみたいなあと、人のいうことを聞かない私。
でも少しわかったのが、体が若くて柔軟性がある若者向きの教えなのか、体が硬くて技を駆使してボールを飛ばしたい人向けの教えなのか、違いがあることが少しわかってきました。
そして何と10月のある日、いつものようにゴルフ動画をつけながら残業をしていた私の耳に、聞き慣れた声が入ってきて、思わず画面を凝視しました。声の主は、私がコロナ禍になる前にレッスンで通っていた亀崎Stゴルフで3年間教えてもらった寺嶋優介君です。
彼は中京大学ゴルフ部の出身で、主将も務めていました。北海道出身で、あの松山英樹プロの1歳上です。高校時代に松山選手の出ていた全国大会で、5位になった実力者です。彼がライザップに転職する際には、彼の彼女(受付にいた一番きれいなお嬢さん)と焼き肉を食べ、一緒にゴルフをラウンドしてお別れしたのでした。涙が出そうになるくらいびっくりした私は、恐る恐る3年ぶりにLINEを送りました。返事がすぐに来ないのは有名人になってとても忙しいからに違いないと、半分あきらめていました。一昼夜経って、返事あり。
東京に移住して、新橋の一等地にレッスンスタジオを開設して指導を開始、ユーチューブも1か月に数本は配信しているとのこと。東京に家がある私は、12月に早速彼に会いに行きました。レッスンスタジオは、韓国ではおなじみの室内バーチャルゴルフで、全部で4打席あり、うち1打席は彼が専用で指導する個室です。1か月の家賃は、高すぎて皆さんにはお伝えできません。“てらゆー”が彼の愛称です。皆さんもお暇なときに見てみてください。ちなみに彼は、ゴルフレッスン配信者の中で人気No.2の登録者数を誇り、すでに70万人以上のファンを獲得しています。配信だけでも余裕で食べていけるくらいの実力者なんです。ゴルフ本やレッスン器具も、飛ぶように売れている“売れっ子”です。その晩一緒に焼き肉を食べましたが、レッスン場はすでに横浜にも2店舗目が展開されており、日本一のゴルフレッスンをしたいとの意気込み!こんな若者(31歳)と知り合いになって、もっと頑張らないといけないなーーー。