藤沢医院

藤沢医院通信blog

ゴルフが上手になるためには

 今回は、ゴルフについて書きます。私は、東京にいるときにゴルフを少しかじったことがあるのですが、それは当時1年間所属した医局で“ゴルフをしない者は医局員として認めない”という暗黙のルールがあったからでした。ゴルフは、ゴルフクラブ一式・ゴルフバッグ・ボール・手袋などを揃える必要があり、それなりにお金がかかるスポーツです。

“スポーツにお金をかけるものじゃない”と思っていた私は、抵抗感を感じながらも“止まっているボールを打つのは、難しくないだろう”と始めたのですが、意外や意外こんなに難しいなんて・・・・。

愛知県に帰ってきて、県民がこんなにゴルフをやっていることは、とても驚きでした。そして、私の患者さんもこんなにたくさんの方がゴルフに興じているとはびっくり、しかも男性だけではなくて女性も・・・・。しかも、聞くとみんなスコアがいい。私は結構カルテに患者さんのゴルフスコアを記載するのですが、これは患者さんの趣味や生活状況を知る上でとても大きな財産になります。『昨日は86でまわった』とか、女性患者さんなのに『84だったわ』とか聞くと、一種のジェラシーすら感じてしまいます。あげくの果てには、『私はドライバー(一番長くて飛ぶゴルフクラブ)が苦手なんですが、どうやったら上手に打てるんですか?』と診察そっちのけで教えを乞う次第。忙しい中で看護師さんは・・・・。

そもそも私は父の後を継いでから、ゴルフを再開するつもりはありませんでした。しかし、ある集まりでゴルフのお誘いを受け、次にお会いしたときには参加メンバー表を渡されたのです。それなら“やるしかない!”と奮起。

皆さんご存知の通り、ラグビーをやっていた私は、体力と腕力には多少の自信があります。でも、70歳を超えたシングルプレーヤー(70台でまわるような、最上級者)に、ドライバーの飛距離で負けてしまうのです。くやしくて、くやしくて仕方がありません。涙が出てきそうです・・・・。最近ゴルフのユーチューブチャンネルにはまっている私は、夜な夜な素振りをしたり、練習場に出没しています。コロナ禍においては深夜まで残業していたため、これが可能になったのは3年ぶりです。

目標は大きく“80台を目指す!”です。現在のベストスコアは94ですが、月1回のプレーが精いっぱいの私にとっては、とても高いハードルです。因みにアマチュアゴルファーが最初に目指すスコアの“100切り”ですが、達成できるのは全体の3割強です。“90切り”は15%、“80切り”のいわゆるシングルプレーヤーは、全体の3~5%しかいないのです。

ゴルフが上手になるためには、練習あるのみ。練習場で上手な人は、打球の音が違います。無論、飛距離も全然違います。自分のスイングを止めて見入ってしまうのですが、さて自分もと思って打つと、あさっての方向へ・・・・。ハアーーーとため息の私・・・。

でも、1ついいことがありました。毎日スイングで体を捻じっていると、コロナ禍で運動できずに育ってしまった“ぽっこりおなか”が、少しずつ引っ込んできました。もともとは負けず嫌いの私です。ラグビーをやっていた頃の割れた腹筋を目指すためにも、努力する今日この頃です。

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