藤沢医院

藤沢医院通信blog

電子カルテについて進捗状況

 2018年も最後の藤沢医院通信になりました。1年間ご愛読いただき、誠にありがとうございました。

 さて、今回は11月19日に当院で導入した電子カルテについてその後の進捗状況を書きます。開始初日の月曜日は、今までの紙カルテ記載と違って電子カルテのどこに検査や薬が載っているのか探すだけで頭に血が上ってしまいました。皆さんご存知の通りキーボードで文字を打ち込むのですが、緊張してしまって誤字・脱字が多く、何度も打ち直しました。患者さんが横で見ているわけですから、早く診察を進めるために自分で自分を焦らせている状態でした。最初の数日は通常に診察より、若干時間がかかったような気がしております。

皆さん、誠に申し訳ございませんでした。

現在この文章を書いている時期は、ちょうど導入から2週間が過ぎたところですが、確信したことが1つあります。それは、『電子カルテにしてよかった!』と。一番の理由は、定期的に通院していただいている患者さんには、面と向かって診察できる時間が増えたことです。なぜかと言いますと、通院が何年~何十年にもわたると当然薬も増えていきます。すなわち薬を書き写すための時間が長くなるわけです。しかし、電子カルテではものの数秒で薬を全部表示できるわけです。また、電子カルテを作り上げてくださったメディコムネットワークスの担当者のおかげで、カルテを書く(文字を打つ)手間が少しでも短縮できるように私がよく使う画や文章などは見つけやすいところに配置してもらいました。私が大学病院で経験した電子カルテは、1000人単位の医療従事者が使用しますので、自分が使いやすいようになってはいませんでした。自分が与えらたものを使いこなすしかなかったのです。今回お二人の担当者が、週に2回ほど来ていただき夜の10時過ぎまで私の意見を聞いて頂きながら、藤沢医院の電子カルテを完成してくださいました。村山さん、西川さんのお二人には特に感謝しております。このまま私が『藤沢医院仕様』の電子カルテを使いこなせるようになれば、今かなり長くお待たせしております待ち時間を少しでも短縮できるのではないかと期待しております。

 最後に、皆様にとって来年もよいお年であることを願っております。

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