藤沢医院

藤沢医院通信blog

箱根駅伝

 今回は、私が最も愛するスポーツイベントの1つである“箱根駅伝”について書きます。

 私が箱根駅伝に魅せられた最初のきっかけは、母校である順天堂大学に入学したときに4連覇の偉業を達成したときにさかのぼります。以来、毎年1月2日、3日はテレビにかじりついて母校の学生が懸命に走る姿を見続けてきました。因みに、診察室の壁には最後に優勝したときのエース兼“初代山の神”である今井正人君と、優勝メンバーの色紙が飾ってあります。

 今回順天堂大学は総合4位に躍進し、久しく成し遂げていない総合優勝に向けて新たな土台を作り上げることができました。3連覇を決めた青山学院大学は確かに強敵です。高校時代から名前の知れた学生を集め、部内の競争に勝った猛者が10名走るので、彼らの牙城を崩すのはなかなか容易なことではありません。我が順天堂には唯一のオリンピアンである塩尻君がいますが、それ以外のメンバーはほとんどが高校時代に無名の雑草軍団です。特に10区の最終ランナーを務めた作田君は、昨年の院内通信にも書きましたが、千葉県の進学校である長生高校から一般入試を経て陸上部に入部した雑草の中の雑草です。昨年箱根を走った200名の中で最も持ちタイムが悪かった彼は、区間2位で激走したのですが、今回は3位の早稲田大学の背中が見えるところまで猛追し、見事区間賞を獲得しました。まさに、才能に勝るものは日々の努力であることを証明したのです。来年の大会に期待を寄せながら、母校の勇ましい後輩たちを誇らしく思う今日この頃です。

 もう1つ付け加えますと、水泳の金メダリストで初代スポーツ庁長官である鈴木大地氏は、大学時代の同級生です(笑)。

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