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藤沢医院通信blog

新春の箱根駅伝

 今回は、今年のスポーツイベントについて書きます。

 まずは新春の箱根駅伝、我が順天堂大学は総合5位と残念な結果に終わりました。5人の優秀な4年生ランナーを有して王者の駒澤大学と、昨年驚異的なタイムで優勝した青山学院大学に挑んだのですが、2歩3歩及ばず目標の総合優勝には届きませんでした。優勝した駒澤大学の名将、大八木監督の引退を飾る花道だったとは数少ない関係者のみぞ知るで、見事な3冠(出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝)達成でした。来年は、藤田新監督の元で優秀なランナーが数多く揃う駒澤大学に、各校が挑むという構図になるはずです。また、次回は第100回記念大会になるため、地方から箱根を夢見る大学生が参戦します。楽しみは尽きません。我が順天堂は、オリンピアンの三浦龍司君が最終学年として参戦し、また長野県の佐久長聖高校から吉岡大翔(ひろと)君(史上最強の高校生ランナー)が入学してきますので、皆さん1年後を期待してください。

 さて、3月には野球の世界大会であるWBC2023が日本とアメリカで開催されます。メジャーリーガーとしてダルビッシュ有、大谷翔平、鈴木誠也選手に加えて、巨額の契約金で今期からボストン・レッドソックスでプレーする吉田正尚選手も選ばれました。ここにアメリカのカージナルスでプレーするラーズ・ヌートバー外野手(24歳)が加わりましたが、皆さんも“この人誰??”と思ったでしょう。私も同じです。彼はお母さんが日本人のハーフ(父はアメリカ人)で、小さい頃から日本代表としてプレーしたいと願っていたようです。

 高校時代は野球とアメリカンフットボールの二刀流で活躍し、野球ではMVPを3度、アメフトではQB(クオーターバック:ボールを投げる司令塔のポジション)として2度のMVPを獲得、身体能力がずば抜けて高いアスリートです。現在母親の指導で日本語を勉強中、期待が膨らむばかりです。今回は、アメリカもバリバリのメジャーリーガーが複数参戦します。しかも、決勝ラウンドは敵地アメリカで開催されます。今回で5回目の開催ですが、王監督もイチロー選手もいません。でもでも、私は今回が最強メンバーではないかと思います。打者では何と言っても、“神様・仏様・村上様”です。ヤクルトの村上選手は、間違いなく4番を打つでしょう。村上選手とともに、将来メジャーリーグに移籍するであろうオリックスの山本投手も、相手がどこであれ初対戦では打てないと思います。メジャーの先輩である大谷選手や鈴木選手が何番を打つのか?今から想像するだけでワクワクします。

 最後に我が心のスポーツ、ラグビーワールドカップ2023が9月にフランスで開催されます。日本のグループには、ラグビー発祥の地であるイングランドとアルゼンチン・サモア・チリが加わります。実力的にはイングランドとアルゼンチンは、明らかに格上です。でもでも前回の日本開催大会で、日本は超格上のアイルランドと格上のスコットランドに真っ向勝負を挑んで勝ちました。そこで活躍したのが、今では順天堂大学医学部生として私の後輩になった福岡堅樹君でしたよね!

 皆さんも、サッカーワールドカップでとても勝てないであろうと思われていたドイツとスペインを破った日本サッカーに、熱狂・大興奮しましたよね?今度は桜のジャージが、我々を興奮させてくれるに違いありません。

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