藤沢医院

藤沢医院通信blog

声のトーンは重要な要素

今回は、患者さんと話す上で大事な“声”について書きます。

患者さんと話すときに声のトーンは、コミュニケーションをとる上で重要な要素になります。声のトーンは高音・中音・低音の3つに大別できますが、医療現場では基本的に中音か低音が適しているようです。その理由は、低めの声のほうが親しみやすく、相手に安心感を与えるからです。また、高齢で老人性難聴の患者さんは、高い音が聞き取りにくいため、声のトーンを下げたほうが聞こえがよくなります。手術を勧めるような大切な場面でも、少し低い声でゆっくり話したほうが、患者さんやご家族に伝わりやすく、信頼感も増します。

しかし、地声が高い人が、わざと低い声で話すのはとても不自然です。大切なのは、声のトーンを下げたほうが患者さんに伝わりやすいという意識をもつことです。それだけでも自然に対応が変わってくると思います。

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