藤沢医院

藤沢医院通信blog

左眼の白内障手術

今回は人生2度目の手術、“左眼の白内障手術”について報告したいと思います。1月号で報告しました通り、昨年12月に右眼の白内障手術を受けました。もともと視力0.01に加えて視界に白い霧がかかっていたため、手術翌日にガーゼを外してもらった時の光景は忘れることができません。『なんで、こんなに見えるの?すごい!!』が、最初の感想です。
術後早々に眼鏡の処方箋を作ってもらった私、視力検査で壁にぶち当たりました。そのとき裸眼で右の視力は0.8まで回復、左は0.03程度。眼鏡で矯正すればいいと思っていた私は、現実を思い知らされました。左右ともに視力表の小さな“C”が見えるように調節してもらった結果、なんと両眼に映った“C”は縦に2つ並んで二重に見えたのです。どうしてそうなるのか聞いてみると、『左右差が大きすぎて、脳ミソが受け入れられない』とのこと。結局左眼の矯正視力を落として、妥協点を見つけるしかなかったのです。新しい眼鏡で私生活はある程度問題なく過ごせたのですが、夜の自動車運転は問題ありでした。街灯の光の広がり
が、左右で全く違う形に見えるのです。右はライトを中心に光が同心円状に広がるのに、左は縦長のソーセージ状に広がるのです。街灯を見ながら運転していると気持ち悪くなるので、夜の運転は控えるようにしました。とは言っても、夜の訪問診療があるし、夜中に老人ホームから呼ばれることもあるし・・・・。
 年が明けてから、思い切って吉田先生に『軽い白内障がある左眼も手術してもらえませんか?』と聞いてみました。先生は、『確かに微細な視力を必要とする外科医は、手術することがあります。』とのお返事。私も今でこそ大きな手術はしませんが、それでも外科医の端くれです。外来で外傷の縫合をすることは、毎週のようにあります。右眼より明らかに白内障が軽度の左眼を気遣って、吉田先生は『もう少し様子をみましょう。』と言ってくださったのですが、私のしつこいお願いに先生も根負け?されて、3月12日に手術予定を組んでくださいました。
 そして、手術当日。前回の経験があるため、私の気持ちは落ち着いていました。よく『術中・術後に痛くないの?』と聞かれますが、前回も今回も全く痛くありませんでした。今回も左眼球の真上にはライトの白い光が見えていましたが、前回より先生が少し光度を下げられた?せいか、感覚的にどんな手術操作をされているのかわかりました。新しいレンズを挿入されたときに、視界が開けたのもわかりました。
 術後1日目。ガーゼを外してもらったときの光景は、やっぱり忘れられません。『自分の想像以上だ!両眼でくっきり!!』吉田先生にお礼を申し上げて、そのまますぐに外来。なんと45年ぶりに裸眼で仕事も生活もできるようになったのです。術後2度目の診察時に先生にも報告したのですが、私にとって仕事道具でもある胃カメラと超音波の画像は、今までにないくらい鮮明に見えるようになったのです。思わず先生に、『私の眼の診断能力がぐんと上がりました!』と申し上げていました。そしてなんと、裸眼で夜も自動車が運転できるようになったのです。街頭の光の環が、同じように見えるようになって違和感が消えたのです。吉田先生、本当にありがとうございます。あとは細かい縫合手技に必要な、眼鏡が出来上がるのを待つのみです。

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