巨人の松井秀喜新監督と中日ドラゴンズの工藤公康新監督
今回は、日本のプロ野球について書きます。日本シリーズは、ソフトバンクホークスが4連勝という見事な勝ちっぷりで2連覇を達成しました。DeNAベイスターズも、全試合接戦と大健闘しましたが、土俵際までは追い詰めるものの4連敗。まさに、ホークスの横綱相撲を見せつけられた感じがします。
さて、日本プロ野球についてと言いながら、中身は巨人の松井秀喜新監督と中日ドラゴンズの工藤公康新監督についてです。
中日ファンの皆様、工藤新監督の就任、誠におめでとうございます。外様か?とおっしゃる方もいるでしょうが、同学年の槇原寛己さん(大府高校、半田市出身)とともに愛知県のスーパースターです、私にとっては。工藤新監督は、ソフトバンクを率いた7年間で、パリーグ制覇3回、日本一は5回と同球団の一時代を築いたいわゆる“勝ち方を知っている監督”です。巨人ファンの私が申し上げるのはおこがましいですが、巨人にとって最も脅威となる選手は、右の高橋宏斗投手と左の金丸夢斗投手の2枚看板です。彼らの活躍により、ドラゴンズは必ず強くなります。敵将は、コミュニケーション能力に長け、筋肉の使い方からスポーツ科学的な理論、試合勘を含めて超一流の工藤さんです。強くならないはずがありません。
独身だった西武時代は、登板前日以外は飲み歩き、医者から『肝臓を壊して死ぬよ!』と言われた工藤さん。彼を救ったのは、内助の功である奥様です。奥様は5人の子供(2男3女)を育てながら、徹底的に工藤さんの食事管理を行い、ご自身の体調管理も相まって47歳まで現役を続けることができたのです。新監督就任時のコメントで話した『工藤公康に単身赴任はありません』。これには、奥様に対する深い感謝と愛情を感じました。
続いて巨人の松井新監督。私はこの通信で、好きな現役スポーツ選手としてMLBの大谷翔平選手、プロゴルファーの松山英樹選手、プロボクサーの井上尚弥選手の3人を挙げましたが、引退された方で最も好きなのが王貞治さんと松井秀喜さんです。巨人の新監督就任の一報を聞いたときは、心臓がバクバクしました。プロ野球のOB達は皆、心のこもった温かい会見だったと歓迎ムード一色でしたが、改めて見てみると松井さんらしい人柄を感じました。日米で何度もメディアからマイクを向けられた松井さんですが、よく見ると彼のマイクを持つ手は、ずっと震えていました。また、緊張から声が上ずり舌がまわっていないのもよくわかりました。彼がプロ野球選手として残してきた数々の功績は、皆さんもご存知の通りですが、私が彼の最も尊敬するところは、“人の悪口を言ったことがない”ことです。おそらく松井さんに関わったスポーツ記者の中でも、彼を嫌いな人は一人もいないはずです。松井さんは会見で『友達がいない』と言っていましたが、あながち嘘ではないと思います。何せLINEで繋がっているのが、同級生の村田善則巨人軍コーチと一学年下の高橋由伸新ヘッドコーチだけとのこと。現役時代も、彼は工藤さんと異なり飲み歩きは皆無。長嶋監督との試合後2人だけの素振りは有名な話ですが、東京ドームを出るのは、いつも決まって一番最後。夜の11時から神楽坂にある行きつけの居酒屋で、一人で遅い晩御飯を食べるのが日課でした。友達がいなくて一人で晩御飯を食べる私にとって、松井さんはとても愛くるしい方なのです。今は決して強くない巨人なのに、“火中の栗”を拾ったところもあっぱれ!