藤沢医院

藤沢医院通信blog

第102回箱根駅伝

 今回は、やはり私が最も好きなスポーツイベントである“第102回箱根駅伝”について書きます。原監督の率いる青山学院大学が、往路・復路・総合全て新記録で2度目の3連覇を達成しました。本命に挙げられていた駒澤大学は、主力の4年生4名のうち3名が故障しており、想定外の6位と惨敗してしまいました。対抗馬に挙げられていた中央大学は、上位10名の1万メートル平均記録が初めて27分台に突入し、スピードのあるエリート集団として挑みましたが、やはりエースで愛知県出身の吉居選手が故障で往路を走れず、4位に沈みました。
 1年前の箱根駅伝で、5区の山上り、6区の山下りを区間新記録で制して見事に優勝した青学ですが、原監督が大会終了後に学生に放った言葉は『現時点で君たちが来年優勝できる可能性は0%』でした。優勝の立役者である4人の4年生が卒業し、唯一信頼がおけるのは、エース区間の2区を走った黒田朝日君だけだったのです。
 今回のレースですが、実は青学も万全ではありませんでした。前回1区を好走した4年生の荒巻君が年末に高熱を出したため、急遽2年生の小河原君が1区を代走、区間16位と近年にない出遅れを見せたのです。2区の飯田君が区間10位、3区の宇田川君が区間7位と前を追えず、私の中では“青学の優勝は無くなった!”と思ったのです。しかし急遽4区を走ることになった3年生で愛知県出身の平松君(補欠)が区間3位で好走すると、今話題沸騰、黒田朝日君の“伝説の山上り”が始まったのです。前には2分以上はるか先に、“山の名探偵(眼鏡がトレードマークで名探偵コナンに似ているから)”区間賞候補の早稲田大学、工藤君が走っていました。多くの方が、さすがの黒田君でも工藤君を抜かすのは無理だろうと思っていましたが、標高874mの最頂点を超えてから、とてつもないスピードで山を駆け下り、ゴールまであと1.5kmの地点で早稲田大学が掲げた“往路優勝”を打ち砕くべく、悠々と抜き去って行ったのです。既に多くの報道で話題になりましたが、黒田君はハイテンションのあまり、早稲田大学の花田監督が乗る監督車に向かってガッツポーズをしたのです。この件について、おおらかな花田監督は『気にしていない』と話しておられましたが、総合解説を務める早稲田大学OBの瀬古さんと第一中継車の渡辺さんは、往路優勝を逃してとてもガックリしていましたね。
 翌日の復路、2位の早稲田に18秒先行してトップでスタートした青学1年生の石川君、1年生としては歴代1位の57分15秒で山を駆け下り、気が付けば早稲田に1分30秒以上の差をつけていました。こうなれば青学の独壇場。前にも通信に書きましたが、これだけの差があると、2番手は前の選手が見えません。また、先頭の前を走る第一中継車はとても大きく、選手の風よけになります。そして何と言っても、一番長くテレビに映るため、アドレナリン全開で気分よく走れるのです。原監督は、これを“ピクニックラン”と呼んでいます。
 最後に我が順天堂ですが、前回は箱根予選会にまわる屈辱の11位から、今回はV字回復の3位まで復活しました。皆さん聞いてください。4年生は一人しか走っていません。下級生の1,2年生が7人も走って、この結果です。原監督は『次回の敵は、早稲田・中央・国学院』と言いましたが、それは間違っています。順天堂を忘れていませんか??

«
一覧へ