診療時間 8:30~12:00 / 16:30~19:00
(土午後•日•祝 休)
感染症は“微生物が引き起こす病気”です。微生物には、細菌・ウイルス・真菌(カビ)、寄生虫などがあり、人の体の中にも多くの種類が存在します。
医師は、患者さんの症状と診察の結果から感染症を疑います。次に、感染症を確定するために検査(採血、検尿、レントゲン、痰や便の顕微鏡検査や培養検査など)を行います。
感染症の原因となる微生物と臓器(肺、消化管、膀胱など)が推定できれば、その経験から治療すべき有効な薬(抗生物質など)を選択して治療を開始します。
当院では、抗生物質による点滴治療を行うための部屋とベッドを多数用意しております。
毎年冬季に流行する代表的な感染症ですが、現在では抗原を検出する簡易キットの登場により、診断率は向上しています。また有効な治療薬が複数あるため、患者さんの年齢や症状に応じた治療が可能です。
皆さんがご存知のとおり、2020-21年シーズンはマスクや手洗いの励行によりインフルエンザの流行は認められませんでした。
毎年10月から、ワクチンの接種が広く行われています。
2020年から全世界に拡がった新型コロナウイルス(COVID-19) は、人類が経験する7種類目のコロナウイルスになります。鼻咽頭ぬぐい液による抗原検出キットと唾液によるPCR検査は、現時点で最も有用な検査です。
ワクチン接種は、重症化を防ぐための有効な手段です。インフルエンザと同様に、今後は外来で処方できる経口薬が治療の中心になると思われます。
当院では、2020年10月からクリニックの横にプレハブの“発熱外来”を設置しました。主に、新型コロナウイルスやインフルエンザを疑う患者さんのための診察と検査を行います。
検査は、鼻咽頭ぬぐい液を採取して2つの感染症の抗原や遺伝子を簡易キットあるいはPCR器機を用いて検出します。結果は10~13分ほどで判明しますが、陰性の可能性が高い場合は採血や院内で追加検査を行う場合があります。
発熱外来で診察希望の場合は、まず当院に電話で確認してください。診察の前に、電話で事務員が問診をとります。